40代・50代から始める大人の矯正歯科は遅くない?メリットと注意点

皆さん、こんにちは。
前橋市龍蔵寺町の歯科【エール歯科矯正歯科クリニック】です。
「矯正治療は子どもや若いときにするもの」というイメージをお持ちではありませんか?
しかし、実際には、40代・50代から歯列矯正を始める方も増えています。
矯正治療は、見た目の改善だけでなく、健康面でも大きなメリットが得られる可能性があります。
そこで、今回は、40代・50代から矯正を始める方の割合や背景をはじめ、大人の矯正が遅くない理由、治療で得られるメリットと注意点、さらに、かみ合わせとオーラルフレイルや健康との関わりについて解説します。
ぜひ、ご自身やご家族の矯正治療を前向きに考える際の参考になさってください。
山田 裕之 院長
2007年 岩手医科大学 大学院 歯学研究科 博士課程 修了
2007年 岩手医科大学 歯学部 口腔保健育成学講座歯科矯正学分野 常任研究員
2012年 岩手医科大学 歯学部 口腔保健育成学講座歯科矯正学分野 助教 任用
2019年 岩手医科大学 歯学部 口腔保健育成学講座歯科矯正学分野 退職
2019年 エール歯科矯正歯科クリニック 開院
Contents
40代・50代の大人でも矯正できる?その答えは……

40代・50代で矯正を検討するとなると、中には「今から始めても遅いのでは?」と不安に感じる方もいらっしゃることでしょう。
厚生労働省「令和6年歯科疾患実態調査」によると、女性40〜44歳では21.6%(およそ5人に1人以上)、55〜59歳でも11.0%(およそ10人に1人)が矯正治療を経験しています。
目立ちにくい矯正装置という選択肢もありますので、大人になってから矯正に取り組む方は、決して珍しくありません。
日本人の平均寿命は男性81歳、女性87歳を超える「人生100年時代」といわれる現代。
40代・50代から矯正を始めても、その後の生活を何十年も快適に過ごすための大切な投資となるのです。
矯正治療は年齢ではなく、「歯と歯ぐきの健康状態」が大切な判断基準になります。
適切な診断と治療計画を立てれば、大人になってからでも十分に矯正を行うことが可能です。
まずは、矯正歯科クリニックに相談することから始めましょう。
参照:厚生労働省|令和6年歯科疾患実態調査結果の概要 p35表28 >
参照:厚生労働省|健康日本21アクション支援システム ~健康づくりサポートネット~|平均寿命と健康寿命 >
大人の矯正で得られる3つのメリットとは?

大人の矯正には、見た目を整えるだけでなく、健康や将来の生活の質につながるメリットがあります。
ここでは、特に知っていただきたい3つのメリットを取り上げます。
1.エイジングケアの一環として
エイジングケアの一環として、ホワイトニングや矯正治療を検討する方は少なくありません。
歯並びが整うことで口元の印象が明るくなり、「自然に笑顔が出るようになった」という方が多くいらっしゃいます。
特に、40代・50代の方は、歯並びの乱れや歯の黄ばみが年齢以上に見える原因になることもあります。
口元が整うことで人と話すときや写真を撮るときにも自信が持てるようになり、仕事やプライベートでのコミュニケーションにもよい影響が期待できるでしょう。
矯正によって笑顔の印象に変化がもたらされることで、気持ちまで前向きになれるのはうれしいポイントです。
2.将来の歯の寿命を延ばす
歯並びが悪い状態を放置すると、歯磨きの際、磨き残しやすい部分が増え、むし歯や歯周病が進行しやすくなります。
歯並びやかみ合わせの改善は、むし歯や歯周病のリスク低減にもつながるのです。
歯並びが整えば歯磨きがしやすくなり、歯間や歯ぐきに汚れが残りにくくなるからです。
歯周病は、歯を失うおもな原因の一つであり、ミドル世代の方は特に注意が必要です。
大人になってから矯正を行うことで、歯を清潔に保ちやすくなり、1本でも多く自分の歯を残せる可能性が高まります。
将来的に自分の歯の寿命を延ばし、いつまでも食事や会話を楽しむ生活を送りたいという方には大きなメリットです。
3.かみ合わせを整えて健康面にもプラス
矯正治療の目的は、見た目の改善だけではありません。
かみ合わせが整うことで、食べものをしっかりと噛めるようになり、消化を助けるとともに栄養の吸収効率も高まります。
偏った噛み方がなくなることで顎関節への負担がやわらぐケースもあります。
かみ合わせが整うことは、見た目だけでなく全身の健康を支える上でも大切なポイントです。
また、加齢とともに不安が高まるオーラルフレイル(お口の機能の虚弱化)を防ぐためにも、よく噛める環境を整えておくことは重要です。
かみ合わせが改善されることで、噛む力を維持しやすくなり、よく噛んで食べる力の低下予防にも役立ちます。
矯正は「今の歯の見た目」だけでなく、全身の健康を守ることにもつながる治療でもあります。
オーラルフレイル予防と矯正治療の関係について

矯正治療は見た目や歯並びを整えるだけでなく、将来の健康を守る視点からも意義があります。
その一つが「オーラルフレイル予防」です。
オーラルフレイルとは、噛む力・飲み込む力・唾液の分泌など口の機能が徐々に衰える状態を指し、健康寿命の低下につながるとされています。
かみ合わせを整えることで、食べ物をしっかり噛めるようになり、口腔機能を維持できる可能性が高まります。
また、歯並びのガタガタがなくなり、清掃性が向上することで、むし歯や歯周病を予防しやすくなるということも、噛む力の維持には欠かせません。
直接的に「矯正=健康寿命が延びる」と言い切ることはできませんが、噛みやすい状態を保つことはフレイル予防につながり、長い人生を元気に過ごすための基盤となります。
特に、40代・50代は、身体の変化が始まる時期です。
この年代から矯正を行い、よく噛める環境を整えておくことは、将来の生活の質(QOL:Quality of Life)を守るために大切な備えとなるでしょう。
大人の矯正で気をつけたい3つのポイント
大人の矯正は、歯周組織が健康であれば何歳からでも可能ですが、子どもと比べると考慮すべき点がいくつかあります。
ここでは、大人の矯正で特に注意したい3つのポイントをご紹介します。
1.歯の動き方に年齢差がある

加齢とともに歯を支える骨が硬くなり、歯の動きがゆるやかになります。
そのため、子どもの矯正より治療期間が長くかかることがあります。
ただし、部分的な矯正で改善できるケースもあるため、精密な診断で適切な治療計画を立てることが大切です。
治療期間が延びる可能性を理解し、計画的に進めることが重要です。
2.費用はライフプランとともに検討を
矯正治療は基本的に、保険適用外の「自由診療」で行われます。
教育費や住宅ローンなどと重なる年代では、費用面が大きな課題になることもありますので、子どもが手を離れた年代から矯正を始めるというのも賢い選択の一つです。
分割払いや医療費控除などの制度を活用することで、無理のない形で治療を継続できます。
当院では、デンタルクレジットをご用意していますので、お気軽にご相談ください。
3.治療中の口腔ケアを徹底する

固定式の矯正装置をつけると歯磨きが難しくなり、むし歯や歯周病のリスクが高まるので要注意です。
特に40代・50代は歯周病が進行しやすい年代です。
歯間ブラシやフロスを使い、定期的にクリーニングを受けることで健康な状態を保ちましょう。
お口のケアが大切なのはどの年代でも変わりませんが、大人の矯正では、よりいっそうの歯磨きの徹底と歯科クリニックでの定期検診・クリーニングが欠かせません。
不正咬合を放置すると起こりやすいこと

メリットも多い矯正治療ですが、大人の矯正では注意点があることもお伝えしました。
そうすると、そもそも大人に矯正治療は必要なのか、という疑問を持つ方もいらっしゃるかもしれませんね。
ここからは、歯並びやかみ合わせの不具合「不正咬合」を放置するとどうなるのかをご一緒に見ていきましょう。
不正咬合を放置すると見た目だけでなく機能面にも悪影響を及ぼします。
具体的には、以下のような問題が起きやすくなるといわれています。
・食べ物をしっかり噛めない
・清掃が不十分でむし歯や歯周病が進む
・歯の摩耗や破折が増え、歯を失う
・顎関節への負担がかかる
・口元が気になって笑顔が少なくなる
このように、不正咬合を放置すると、お口の健康だけでなく生活の質にも影響を及ぼすことがわかります。
こうしたリスクを考えると、見た目だけではなく「しっかりと噛めること」を意識して治療に向き合うことが大切です。
目立ちにくい矯正装置をご用意しています

【エール歯科矯正歯科クリニック】では、小児から成人まで幅広い矯正に対応しています。
成人の方には、クリアブラケット、舌側矯正、歯科矯正用アンカースクリュー、マウスピース型矯正装置(インビザライン)など、さまざまな方法をご提案できる体制を整えています。
歯の裏側に装置をつけたり、透明の装置を使用したりする「目立ちにくい矯正装置」もご用意しておりますので、気になる方はお声がけください。
患者さんお一人お一人のライフスタイルやご希望に合わせた治療計画を立てられることが、当院の強みです。
矯正歯科装置の選び方については、こちらのコラムをご覧ください。
エール歯科矯正歯科クリニックのコラム:矯正歯科の装置はどう選ぶ?治療法の違いと選び方のポイント >
大人の矯正は「エール歯科矯正歯科クリニック」にご相談ください

大人になってからの矯正は、これからの暮らしをより豊かにする選択肢です。
40代・50代からの矯正は「遅い」のではなく、人生をより快適に過ごすための一歩になります。
矯正治療は、見た目を整えるだけでなく、かみ合わせの改善による健康効果や将来の歯の寿命の延伸にも関係しています。
【エール歯科矯正歯科クリニック】では、丁寧なカウンセリングと精密な検査をもとに、患者さんそれぞれに合った矯正治療をご提案していますので、矯正を検討されている方は、ぜひ一度ご相談ください。
駐車場を11台分完備しており、マイカーで通院していただきやすい矯正歯科クリニックです。
※自由診療です。費用は料金表をご確認ください。
※装置の装着時間を守らない場合、計画どおりに歯が動かないことがあります。
※治療期間の目安は約24~30ヶ月、通院回数はおおよそ24~30回です。
※治療の流れ:カウンセリングと検査を行い、治療内容にご納得いただいた上で、矯正治療を開始します。
※マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、薬機法上の完成物ではなく、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
【入手経路、国内の承認医療機器の有無、諸外国における安全性に関する情報】
・マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、米国アライン・テクノロジー社の製品であり、インビザライン・ジャパン株式会社を通じて提供されています。
・国内には、マウスピース型矯正装置として医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けている製品が複数存在します。
・マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、1997年に米国食品医薬品局(FDA)により医療機器として承認されています。





