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「受け口」は認知機能が低下する可能性も?~歯並びの種類について~


 
歯並びは「見た目」の問題と思われがちですが、じつは噛む機能や全身の健康とも深く関わっています。
近年、東北大学の研究グループにより、「受け口(反対咬合)」と咀嚼(そしゃく)時の脳血流、そして認知機能との関連がする可能性が示されました。
 
今回はこの研究内容をもとに、歯並びの種類や、矯正治療を検討する意義について、わかりやすく解説します。

参照:東北大学大学院歯学研究科・歯学部|「受け口」患者の咀嚼時脳血流と認知機能の関連を解析 -患者群内で相関関連が認められることを確認- >

 

 山田 裕之 院長
山田 裕之 院長

山田 裕之 院長

2003年 岩手医科大学 歯学部 卒業
2007年 岩手医科大学 大学院 歯学研究科 博士課程 修了
2007年 岩手医科大学 歯学部 口腔保健育成学講座歯科矯正学分野 常任研究員
2012年 岩手医科大学 歯学部 口腔保健育成学講座歯科矯正学分野 助教 任用
2019年 岩手医科大学 歯学部 口腔保健育成学講座歯科矯正学分野 退職
2019年 エール歯科矯正歯科クリニック 開院

 
 

受け口は認知機能と関連する可能性がある


東北大学の研究では、受け口(反対咬合)の患者さんにおいて、咀嚼時の脳血流量が低い傾向が示されました。
 
そして、研究の中では「咀嚼時脳血流量」と「認知機能」の連動が認められています。
つまり、受け口が咀嚼時の脳血流や認知機能と関連する可能性がある、という結果が示されたのです。
 

受け口の方にみられた傾向

研究結果のポイントは次のとおりです。
受け口(反対咬合)の患者さんは、受け口でない方と比べて、

・噛むときの脳血流が約半分程度まで低下していることが確認された
・若年期における認知機能は、同等であった
・咀嚼時の脳血流量と認知機能の間に正の相関(一方が増えると、もう一方も増える関係)が認められた

ということが示されています。
ここで大切なのは、「若い段階で、ただちに認知機能が低下しているわけではない」という点です。
一方で、「咀嚼機能と脳の働きには関連がある可能性がある」ということが示されたのは、非常に注目すべき点です。
 
 

なぜ噛むことと認知機能が関係するの?~咀嚼と脳血流の関係~


歯並びと脳の関係は、意外に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、これまでの多くの研究で、噛む機能と認知機能との関連が検討されてきました。
 
噛むことは、単に食べものを細かくするための働きではありません。
顎を動かすことで生じる刺激は三叉神経を通じて脳へ伝わり、前頭前野などの脳の一部で血流が増えることが確認されています。
つまり、噛む力やかみ合わせは、脳の働きと無関係ではないと考えられています。
精神活動の維持との関わりも指摘されているのです。
国立長寿医療研究センターなどでは噛む機能の低下とシニア世代の認知機能との関連が検討されており、口腔病学会雑誌に掲載された研究でも、噛む刺激によって脳血流が増加することが示されています。
さらに、年齢とともに噛む機能が変化すると、全身の状態に影響が及ぶ場合があり、かみ合わせの治療によって症状が改善する例があることも報告されています。

参照:J-STAGE|口腔病学会雑誌68巻(2001)1号「ガムによる咀嚼運動がヒト脳組織内ヘモグロビン量の変化に及ぼす影響」 >

 
 

受け口(反対咬合)とはどのような歯並び?


ここで改めて「受け口」についてチェックしておきましょう。
受け口は歯科用語で「反対咬合」と呼ばれ、不正咬合といわれる乱れたかみ合わせの種類の一つです。
 

受け口の特徴


・下の前歯が上の前歯より前に出ている
・下顎が前方に突出している
・横顔のバランスに影響が出ることがある
・発音や咀嚼に影響する場合がある

受け口は、単に歯並びの見た目だけの問題ではありません。
かみ合わせが上下で反対になっていることで、効率的な咀嚼が難しくなる場合があります。
東北大学の研究は、まさにこの受け口のかみ合わせの「咀嚼の質」に着目したものです。
 

歯並び・かみ合わせに問題が起きる原因

歯並びの種類には、叢生、上顎前突、開咬、過蓋咬合、受け口などさまざまなタイプがあります。
それぞれ原因や影響は異なります。
 
歯並びの問題は、

・遺伝的な要因
・顎の成長バランス
・口呼吸や指しゃぶりなどの習慣
・舌の位置や癖

など、複数の要因が関与しているとされています。
 
「見た目が少し気になる」という段階でも、一度、矯正歯科クリニックなどの専門医療機関を受診して、矯正治療が必要なのか確認してみるといいでしょう。
問題がなければ経過観察でよい場合もありますし、矯正治療を始める適切な時期を見極めることもできます。
 
 

歯並び・かみ合わせは「身体の機能」として考えることが大切です

歯並びやかみ合わせは第一印象に影響するため、見た目の問題としてとらえられがちです。
しかし、なによりも大切なのは、自分の身体がきちんと働いているかどうかでしょう。
食事を楽しめること、会話を自然にできること、無理なく呼吸できること。こうしたなにげない日常を支えているのが、かみ合わせという身体の機能なのです。
 
噛む刺激と脳の活動の関連は、複数の研究で報告されています。
国立長寿医療研究センターは、高齢期の医療や認知症研究を専門とする国の医療研究機関です。こうした機関でも、加齢に伴う身体機能や認知機能の変化が研究テーマとなっています。
 
若い世代では大きな変化が感じられなくても、年齢を重ねたときに「しっかり噛める」「食事を楽しめる」状態をいつまでも保てるかどうかは、今のかみ合わせと無関係ではありません。
生涯にわたって身体の機能をすこやかに保つという視点から、かみ合わせを考えることが大切です。
 
 
 

矯正治療が検討されるおもな歯並びの種類

歯並びの種類は受け口だけではありません。
ここからは、矯正治療が検討される代表的な歯並びの種類をご紹介します。
 

1.叢生


叢生(そうせい)は、歯が重なって生えている状態です。
いわゆる「ガタガタの歯並び」を指します。歯磨きがしづらく、むし歯や歯周病のリスクが高まることがあります。
 

2.上顎前突(出っ歯)


上顎前突(じょうがくぜんとつ)は、上の前歯が「前方に突出している」状態です。
転倒時に、歯を損傷しやすいケースもあります。
口が閉じにくいことで口呼吸につながる場合があります。
 

3.開咬(オープンバイト)


開咬(かいこう)は、上下の前歯が噛み合わず、すき間ができている状態です。
前歯で食べものを噛み切りにくいという特徴があります。
発音に影響することもあります。
 

4.過蓋咬合


過蓋咬合(かがいこうごう)は、上の前歯が下の前歯を深く覆いすぎている状態です。
下の前歯や歯ぐきに負担がかかることがあります。
 

5.受け口(反対咬合)


受け口は、機能的な観点からも注目されています。
かみ合わせが上下で逆になっていることで、うまく噛みにくくなることがあり、今回の研究でも、噛むときの脳血流との関連が示されています。
 

受け口はどのような場合に治療が検討される?

受け口の治療は、すべての方に必要というわけではありません。
しかし、次のような場合には矯正治療が検討されることがあります。

・前歯で食べものが噛み切りにくい
・発音に影響がある
・顎関節に負担がかかっている
・顎の成長バランスに偏りがある
・横顔のバランスが大きく崩れている

特に成長期のお子さんの場合、顎の成長を利用した治療が可能なケースもあります。
早期に相談することで、治療の選択肢が広がることがあります。
 
 

矯正治療の目的は「見た目だけ」ではない


矯正治療というと、どうしても審美的なイメージが先行します。
しかし矯正治療の目的には、かみ合わせの改善と口腔機能の向上があります。
 
適切なかみ合わせは、

・咀嚼の質や効率を向上させる
・噛む力を分散し、特定の歯だけに過重をかけない
・歯周組織への過度な力をかけない
・顎関節への負担を少なくする

など、歯やお口への負担の軽減につながる可能性があります。
今回の研究のように、咀嚼時の脳血流との関連が示唆されると、かみ合わせの重要性にさらに注目が集まります。
 
矯正歯科を専門とする総合歯科クリニックである当院では、受け口を含む歯並びの種類について、

・現在のかみ合わせの状態
・顎のバランス
・将来的な変化の可能性

を総合的にチェックした上で、治療の必要性や開始のタイミングをご説明しています。
矯正相談を受けたからといって、無理に治療をすすめることはありません。
経過観察という選択肢も含めて、ご相談しながらお一人お一人に合った適切な方法を考えていきます。
 
 

受け口が気になったら矯正専門クリニックにご相談を


今回とりあげた東北大学の研究では、受け口(反対咬合)が咀嚼時脳血流や認知機能と関連する可能性が示されました。
ただし、若年期の段階で認知機能が低下しているわけではないことも確認されています。
 
歯並びの種類を正しく理解し、必要に応じて専門的なチェックを受けることが、将来の健康を考えるために役立ちます。
 
受け口や歯並びについて気になることがあれば、ぜひ一度ご相談ください。
お一人お一人の現在のお口の状態や治療の必要性、治療の選択肢などについて丁寧にご説明いたします。
当院は、矯正を専門とする総合歯科クリニックですので、目立ちにくいマウスピース型矯正装置や舌側矯正歯科装置を用いた治療(舌側矯正)など治療の選択肢が豊富です。
歯並びやかみ合わせについて気になることがあれば、どのようなことでもご質問ください。
 

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・マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、1997年に米国食品医薬品局(FDA)により医療機器として承認されています。

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