透明で取り外せるから快適！～矯正装置の種類②マウスピース型矯正装置～
皆さん、こんにちは。
前橋市龍蔵寺町の歯科【エール歯科矯正歯科クリニック】です。
「矯正治療をしたいけれど、装置が目立つのがイヤ」と、矯正治療に一歩踏み出せない方へ。
エール歯科矯正歯科クリニックでは、「強調したい文字マウスピース型矯正」をご用意しています。
「マウスピース型矯正って何？」「ちゃんと歯が動くの？」と気になりますよね。
そこで今回は、当院で取り扱いのあるインビザラインのマウスピース型矯正についてご紹介します。
山田 裕之 院長
2007年 岩手医科大学 大学院 歯学研究科 博士課程 修了
2007年 岩手医科大学 歯学部 口腔保健育成学講座歯科矯正学分野 常任研究員
2012年 岩手医科大学 歯学部 口腔保健育成学講座歯科矯正学分野 助教 任用
2019年 岩手医科大学 歯学部 口腔保健育成学講座歯科矯正学分野 退職
2019年 エール歯科矯正歯科クリニック 開院
Contents
目立ちにくい矯正装置の種類【マウスピース型矯正】とは？
目立ちにくい矯正装置の種類のひとつ「マウスピース型矯正」の特徴や期間、費用をご紹介します。
マウスピース型矯正とは？
マウスピース型矯正は、見た目が透明のため矯正していることを他人に気が付かれにくいのが特徴です。
また、装置は取り外し式なので食事や歯磨きの際は、普段通りに生活できます。
そのため、矯正治療により食事が制限されたり、むし歯になったりすることはほとんどありません。
矯正の方法は、マウスピース型のトレーをオーダーメイドで製作するために、歯の型取りを行います。
歯並びの状態により、でき上がるマウスピースの数には個人差がありますが、2週間に1回、新しいトレーにステップアップすることで、徐々に歯を並べられます。
ただし、トレーを装着していないと、矯正力がかかりません。
そのため、食事と歯磨き以外の時間、1日20時間以上はしっかり装着します。
歯医者への通院は、2ヶ月に1回程度でよいため、家事や仕事で忙しい人も続けやすいのでおすすめです。
従来のワイヤー矯正治療は、固定式で金属のワイヤーが目立つことがありますが、そのような理由で矯正治療に一歩踏み出せない人は「マウスピース型矯正」もご用意していますので、お気軽にご相談ください。
マウスピース型矯正の期間
マウスピース型矯正の期間は、技術の進歩によりワイヤー矯正とほとんどかわりません。
個人差はありますが、2年前後は歯を動かす期間です。
その後、きれいな歯並びを保つための「保定期間」があります。
しばらくは、歯並びが安定せずに戻りやすいため、「リテーナー」と呼ばれる装置を装着します。
矯正していた期間は、リテーナーを装着すると歯並びが安定しますが、それ以上になることもあります。
保定期間中は3〜6ヶ月に1回、エール歯科矯正歯科クリニックに通院していただき、歯並びのチェックはもちろん、むし歯や歯周病の予防のための検診を行いましょう。
こちらも個人差がありますが、歯並びが安定したら徐々に「リテーナー」を装着する頻度を減らして、最終的にはリテーナーも外した状態でお過ごしいただけます。
マウスピース型矯正の費用
費用は、歯並びの状態や顎の骨の状態によって異なるため、カウンセリングと精密検査を行います。
また、「重度な出っ歯で食べものが噛めない」「受け口で発音が不明瞭」など、お口の機能を改善するための矯正治療であれば、医療費控除を受けられます。
医療費控除は、1年間に支払った医療費が10万円を超えるケースで、申告すればその年の所得税の一部が返ってくる制度です。
1月1日から12月31日まで、ご家族全員の分を合わせた医療費が対象になりますので、条件に当てはまる人はご利用できます。
見た目の改善「審美目的」の矯正治療は対象ではありません。
わからないことがあれば、何でもお答えいたしますので、お気軽にお問い合わせください。
※完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
マウスピース型矯正のメリット
ここからは、マウスピース型矯正のメリットを紹介します。
食事は今まで通り摂れる
食事のときは、マウスピースを外すことができるので矯正をはじめる前のように、普段通り食事ができます。
矯正器具に食べものが詰まったり、引っかかったりすることはありません。
そのため、家族や友人との食事も矯正装置を気にすることなく摂れます。
また、ワイヤー矯正装置に比べると、マウスピース型矯正は痛みが少ない傾向にあり、食べにくいものも少ないので栄養の偏りを気にすることもありません。
矯正をしている間も、食事を楽しみたい人におすすめです。
歯磨きは装置を外して行える
歯磨きのときも、マウスピース型装置を外して行うことができます。
そのため、ご自分の歯はもちろん装置を清潔に保つことが可能です。
装置を付けると、テクニックがいるため、歯磨きがしっかりできなくなる方も少なくありません。
そうなると、むし歯や歯周病のリスクが高まります。
しかし、マウスピース型矯正は、特別なテクニックがなくても歯磨きを普段通り行え、常に清潔なお口を保ちやすい種類です。
矯正していることを気付かれにくい
矯正していることに気付かれにくいのは、見た目が透明だからです。
装置をすると、余計にお口元が気になるのでは？と考えている人におすすめの矯正方法です。
食事はもちろん、大切な写真を撮る、結婚式などのイベントに出席するなど、短時間だけ装置を外すこともできるため、矯正していることに気付かれたくない人は、マウスピース型矯正装置が向いています。
装置が外れる心配がない
ワイヤー矯正装置に比べると、装置の一部が外れる心配はありません。
オーダーメイドのため装置の装着感もよく、ぴったり歯にフィットします。
ワイヤー装置の場合、外れたら歯科医院に通院して歯に付ける必要がありますが、マウスピース型矯正はその点においても患者さんの負担がかかりません。
スキャナーで型取りが可能
マウスピース型のトレーを製作するために、矯正治療前に歯の型取りをします。
歯の型取りと聞くと、「粘土のような冷たいもの」を想像される方もいるかもしれません。
しかし、エール歯科矯正歯科クリニックで取り扱っているマウスピース型矯正装置「インビザライン」は、光学スキャナーで歯の型取りを行うことが可能です。
光学スキャナーを用いると、お口の中を数分スキャンするだけで、3Ｄ画像がパソコンにデータとして送られます。
歯科の型取りが苦手な人や、「オエッ」となる嘔吐反射を起こしやすい人も、快適に精密検査を進めることが可能です。
矯正後の歯並びをシミュレーションできる
スキャンで型取りした矯正後の歯並びをシミュレーションできるのが、マウスピース型矯正「インビザライン」の特徴です。
「矯正をしたら、どんな歯並びになるのだろう？」「どうやって歯が動くのだろう？」など、矯正治療中・矯正治療後の想像がつかない方がいるのではないでしょうか？
インビザラインであれば、治療後の歯並びはもちろん、治療中の歯並びの動きも3Dの画像で確認できます。
「家族に説明したいけれど、難しい…」そのようなお悩みにも対応できるのが、シミュレーションです。
目で見て矯正治療の想像ができるので、安心して治療が進められます。
通院回数を減らせる
ワイヤー矯正に比べて、マウスピース型矯正は通院回数を減らせます。
ワイヤー矯正はワイヤーを交換するために月に1回くらいは歯科医院に通院する必要があります。
一方マウスピース型矯正は、マウスピース型のトレーを新しいものに交換すれば、矯正力を歯にかけることができるため、2ヶ月分くらいのトレーを一度にお渡しすることが可能です。
ただし、歯が順調に動いているか、むし歯や歯周病になっていないかを確認する必要があるため、2ヶ月に1回は通院してお口の健康を保ちましょう。
家事や仕事が忙しい人も通院する回数が少ないマウスピース型矯正なら、ご負担が少なく続けられます。
（参考：インビザドクターホームページより）
マウスピース型矯正のデメリット
次に、マウスピース型矯正のデメリットを紹介します。
装着しないと歯並びを動かせない
マウスピース型矯正は、取り外し式であることにメリットは多いですが、取り外してから付けるのを忘れてしまうと歯に力がかかりません。
そうなると、シミュレーションで予定しているよりも、治療に遅れがでることがあります。
自己管理が苦手な人は24時間、歯に力がかかるワイヤー矯正の方がおすすめです。
マウスピース型矯正装置の装着時間は、1日20時間以上のため装着時間が長く、取り外せるからといっていつでも外してよいわけではありません。
装着していない日が続くと、元の歯並びに戻る「後戻り」を起こして、マウスピース型のトレーがはまらなくなることがあります。
歯磨きと食事以外の時間はしっかりと装着して、美しい歯並びをめざしましょう。
歯ぎしりが強いと装置が割れることがある
もともと歯ぎしりや食いしばりが強い人は、装置が割れたり、穴が空いたりすることがあります。
そうなると、歯を動かす力が減少したり、お口の中に傷をつけたりするリスクがあるため、早めに歯科医院に相談しましょう。
また、矯正を進めると一時的に上下のかみ合わせがズレたり、しっかり合わなかったりすることがあります。
これにより、歯ぎしりをする人もいますが、しっかり治療を進めればかみ合わせが安定するため、歯ぎしりは改善されるので、様子を見ながら進めましょう。
食事の際は外すため手間になる
装置を装着した状態で、飲食をすることは望ましくありません。
トレーの中に、食べかすやジュースが入り込み歯の表面に付着するため、むし歯のリスクが高まります。
そうならないためにも、食事を摂るときは、装置を外しましょう。
おやつを摂ったり、ジュースを飲んだりする場合も、マウスピース型のトレーを外す方がよいため、手間に感じるかもしれません。
症例によっては適応外のことがある
歯並びの状態によっては、マウスピース型装置で改善するのが難しいケースがあります。
顎自体が大きくて「出っ歯」や「受け口」になっている人は、外科手術をおすすめする可能性があるからです。
ただしインビザラインの技術は以前よりも高くなったため、骨格的な原因がなければ、ほとんどの症例に適応しています。
詳しくは精密検査をしてから治療の方針を決めますので、お気軽にご相談ください。
「マウスピース型矯正装置」についてはール歯科矯正歯科クリニックに相談を
エール歯科矯正歯科クリニックは、目立ちにくい矯正装置「マウスピース型矯正」をご提案できます。
小さなお子さんをお連れの方も通いやすいように、キッズスペースをご用意しています。
保護者の方が診療中は、キッズスペースで遊びながらお待ちいただけるので、ご利用ください。
また、治療後にお化粧直しが必要な方は、パウダールームで行うことが可能です。
